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大腸の粘膜に膨らんだイボのような粘膜のことで、いくつかのタイプがあります。 その一つである「腫瘍性ポリープ」は将来的にがん化する可能性があり、特に注意を必要とするのが「腺腫」と呼ばれるタイプです。これが最終的に大腸がんに移行することがあります。 「非腫瘍性ポリープ」は、がん化するケースは少ないと考えられていますが、大きなものや上行結腸や横行結腸にできるものは、がんになるリスクがゼロではありません。
多くの場合、特に症状がないため、大腸ポリープを見つけるためには大腸カメラ検査が必要です。ただ、肛門の近くにポリープができると、排便時に出血することがあります。
※遺伝子の異常が原因で全大腸にポリープが多発し、20~30代頃からがんになる「家族性大腸腺腫症」いう病気もあります。
症状がないため、大腸がん検診(便潜血検査)で陽性になり、内視鏡検査を受けて発見されることがほとんどです。当クリニックでは、大腸内視鏡検査の際に見つかったポリープは、検査の日に切除する日帰り手術を行っています。基本的には入院する必要はありません。便潜血検査で陽性反応が出た場合は、必ず大腸カメラ検査を受けるようにしましょう。