胃内視鏡検査

「胃カメラ」とは?

「胃カメラ」とは?

正式には「上部消化管内視鏡検査」と呼ばれる検査で、口または鼻から細い胃カメラを挿入し、食道から胃・十二指腸までの粘膜を観察するものです。
検査時間の目安は5~10分程度です。
胃潰瘍や胃がん、ピロリ菌感染の有無、 また胃酸が逆流しやすいかどうかなどもわかります。

このような症状はありませんか?

  • 胃もたれ・胃痛・胃の不快感
  • お腹がはる
  • 胸やけ・胸の痛み
  • 酸っぱいもの・苦いものがこみあげてくる
  • のどの違和感・食べ物のつかえ感が長く続く
  • 食べ物が飲み込みづらい
  • 黒い便が出た
  • 体重減少・食欲不振
  • 家族に胃がんやピロリ菌の感染者がいる

上記のような症状がある方は胃カメラ検査をお勧めします。
内視鏡で直接観察することで、安心もしますし、症状の原因がわかり適切な治療を行うことができます。

胃カメラ検査でわかる病気

逆流性食道炎

胃液が食道に逆流することで食道粘膜がただれてしまい、胸焼けやつっかえる感じ、のどの違和感や咳などを起こす病気です。

食道がん

食道粘膜にできる悪性腫瘍です。

ピロリ菌感染症
(萎縮性胃炎、鳥肌胃炎)

ヘリコバクターピロリ菌(通称・ピロリ菌)が胃の粘膜に感染し、強い炎症を引き起こす状態です。
胃がんの原因になることもわかっています。
胃カメラ時に確定診断(ウレアーゼ検査)を行うことが可能です。当日結果がわかり、陽性であれば治療薬を処方します。

ピロリ菌感染症

胃十二指腸潰瘍

胃壁や十二指腸壁の粘膜が深く傷つき、組織がえぐれた状態になることです。
原因は、過度なストレス・高濃度のアルコール摂取・痛み止めの内服・ピロリ菌などが挙げられます。

胃がん

胃にできる悪性腫瘍です。
胃がん患者の99%にピロリ菌の感染があることから、ピロリ菌は大きな原因の一つとされています。

胃がん

胃アニサキス症

アニサキスが寄生する魚介類(サバなど)を食べることで、生きたままのアニサキスが胃壁に食いつき、その結果、胃に差し込むような強い腹痛や吐き気を生じます。摂取後数時間で症状が出現します。
物理的な痛みではなく、アレルギー反応による症状と考えられています。内視鏡でアニサキスを除去することが可能です。

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胃カメラ検査でわかる病気

逆流性食道炎

胃液が食道に逆流することで食道粘膜がただれてしまい、胸焼けやつっかえる感じ、のどの違和感や咳などを起こす病気です。

食道がん

食道粘膜にできる悪性腫瘍です。

ピロリ菌感染症

ヘリコバクターピロリ菌(通称・ピロリ菌)が胃の粘膜に感染し、強い炎症を引き起こす状態です。胃がんの原因になることもわかっています。

胃十二指腸潰瘍

急性胃炎を経て、胃壁や十二指腸壁の粘膜が深く傷つき、組織がえぐれた状態になることです。
原因は、過度なストレス・高濃度のアルコール摂取・痛み止めの内服・ピロリ菌などが挙げられます。

胃がん

胃にできる悪性腫瘍です。
胃がん患者の99%にピロリ菌の感染があることから、ピロリ菌は大きな原因の一つとされています。

胃カメラ検査でわかる病気

当クリニックの胃カメラ検査の特徴

極細なカメラによる安心の検査

極細なカメラによる安心の検査

従来は、経鼻カメラは細いが画質が悪い、経口カメラは画質がいいが径が太いことが特徴でした。
当クリニックの細径内視鏡は、これまでの経鼻カメラの細さ5.4mmの極細を維持しつつ、ハイビジョン画像を実現しています。
その画質は、経口内視鏡で通常使用する太さ8.9mmのカメラと比較しても遜色はありません。
よって、細径内視鏡は鼻からでも口からでも区別なく使用可能であり、どちらにおいても検査の精度向上と苦痛低減が期待できます。

胃カメラ検査の流れ

01午前検査の方・午後検査の方
01検査前日

午前の検査の方は、前日の夕食は21時までに済ませ、朝食抜きでご来院ください。
検査前日まではどのような薬も内服可能です。血をサラサラにする薬もやめる必要はありません。

02検査前日・当日の準備
02検査当日

当日、お水やお茶の摂取は問題ありませんが、コーヒーや牛乳などその他の飲み物はお控えください。
午前の検査の方は、朝食は摂らずに来院してください。
朝分の内服は基本的に中止してください。大事な薬がある場合は朝6時までに内服してください。
午後の検査の方は、少な目の朝食を朝7時までに摂ってください。朝分の内服は通常通りで構いません。
襟がない服装をおすすめいたします。口紅はお控えください。
鎮静剤で眠って検査をされる方は、ご自身で運転される車や自転車での来院はご遠慮ください。

03検査直前
03来院後

医師の診察後、同意書を記入していただきます。処置室に移動し、胃の中の泡を消すためお薬の服用をします。
経口カメラの方はのどに麻酔のスプレーをします。
経鼻カメラの方は鼻に麻酔のスプレーをします。
経口カメラで鎮静剤をご希望の方は、静脈麻酔を入れるための点滴の準備をします。

04内視鏡検査
04内視鏡検査

検査台に横になっていただきます。鎮静剤をご希望の方はこのタイミングで使用します。
内視鏡を挿入し、食道・胃・十二指腸の観察を行います。
検査時間は5分~10分程度です。
鎮静剤を使用した場合は、終了後1時間程度安静室で休憩していただきます。
検査中ははじめから最後まで看護師がそばにおりますのでご安心ください。

05検査後・結果説明
05結果説明

しばらく休憩していただいた後、実際の画像を見ながら結果の説明を行います。
病理検査を行った場合は、後日改めて結果説明をさせていただきます。

検査費用

3割負担
観察のみ 6,000円前後
観察+病理組織検査 9,000-12,000円前後
ピロリ菌検査 1,500円前後

※診察・採血料などは別途かかります。