今回は、胃の中にいる「ピロリ菌」に関してです
★ピロリ菌とは
胃の中に住み着いている小さな菌です。
親からの口移しや、井戸水接種などで小さなころに感染すると言われています。
ピロリ菌が胃の中にいると、胃潰瘍や十二指腸潰瘍や胃がんになる危険性があがることがわかっています。
胃カメラ検査中にピロリ菌がいると思われる時には、胃の一部を採取し、ピロリ菌の検査を行うことができます(ウレアーゼ検査)。
そのほか、採血や便検査、呼気テスト(紙袋に息を吹き込みます)などでもピロリ菌の検査ができます。
ピロリ菌がいる(陽性)と診断した際には、ピロリ菌除菌薬を処方します。胃薬1種類、抗生物質2種類を朝・夕で計7日間内服します。
内服終了後、1-2か月以上あけて、ピロリ菌がいなくなったか検査を行います。呼気テストといって、紙袋に息を吹き込む検査です。